藍草を搗け(あいぐさをつけ)

発酵が済んだ藍草を石で搗きました。
10㎝程度に丸めて中央を窪ませてから天日干し。
嬉しい光景。
握り易そうな石を畑で拾いました。

NHKの大河ドラマ「青天を衝け」は、毎回楽しく視聴しています。
その衣装も、藍玉を作る仕事も、全てが興味深く勉強になります。

そんな訳で、今日の記事は「藍草を搗け」。

発酵が終わった蒅を石で搗いて藍玉を完成させました。
3月に強烈なアンモニア臭が続いたものの、温度は上がらず…それでも、見た目も触感も蒅のようになったので今年はこれで藍建てするつもりです。師からのアドバイスでも製藍に関する文献を読んでも、(発酵でなくとも)繊維を壊せれば良いので、世界各地でおおよそ共通して行われている作業は、「搗(つ)く」という事なんだそうです。
畑で拾った握り易そうな石を使って搗きました。少し搗いただけでも滑らかになり、搗く前とは大分様子が違います。ステキな石臼でもあればいいのですが、今年はベランダで直接トントンと。丸めて中央を窪ませてから天日に干しました。

お人形さんのお布団

2021年の初仕事は、お人形さんのお布団作りでした。
ずっと作ろうと思っていたのに3年くらい先延ばしにしてしまいました。「作る作る詐欺」です。小学生になったらあっという間にお人形さん遊びも卒業してしまうんじゃないかと思い、焦って取り掛かった次第です。

番頭さんがイベント用に保管していたものを処分するというので、何か作ろうとしばらく保管していた生地を使いました。処分しようと思っていた生地なので贅沢に使ったら、こんなに華やかなお布団になりました。

お豆ちゃんはとっても気に入って、毎晩ベッドに運んで一緒に寝ています。そして、お豆ちゃんから追加で二組注文が入りました。がんばります。

紅絹と赤い帯揚げで
レトロなお人形さんを寝かせます。
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お手製の裁縫箱

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20年程前に作った鞄型の裁縫箱。ちりめんと当時廃棄予定だった黒いズボンを解いて作りました。働きながら夜間の服飾専門学校に通っていた頃に、道具一式を持ち運ぶ為に作ったものです。

当時は心のバランスを崩していて、通い始めたはいいものの制作するなどとても無謀な状態でした。それでも通うのに道具一式を収めたいと構想して2年。ようやく仕上がりました。沢山悩んで、頑張って通って、しんどくて苦しくて、学ぶには効率が悪い時期だったかもしれませんが、パターンを作ることができるようになって幸せでした。無理しても学んだからこそ、ウェディングドレスを縫うことができました。

そんな苦しい時期になんとか心を奮い立たせて縫った裁縫箱。持ち運ぶものが綺麗に収まるように設計したので全て収まってぴったりで、とても便利でした。今となっては持ち運ぶ必要がなくなり、お役御免となりました。私の大切な相棒でしたが、今日でお別れします。20年に渡って道具を収めてくれてありがとう。

近くて遠い臭木

近所の公園に、臭木の大木が2本ありました。少し前に何本もの巨木を見つけて大興奮していた母の様子をお豆ちゃんが覚えていたようで、公園でお豆ちゃんが見つけてくれました。しかもこの公園の臭木は、大木なのに子供でも手の届く高さ(斜面に生えているので斜めにせり出しています)。臭木はとても大きな木で、たわわに実るような立派なものになるともはや手が届きません。故に、この公園の臭木はものすごく魅力的。けれど、ここは市が管理する公園…公園の植物は採取することができません。北側なので他の臭木よりも少し遅く、今まさに真っ赤な額に濃紺の実がたわわに実っています…採りたい…手を伸ばせばすぐ採れるのに、採ること叶わず…。植物の採取は、いつも悩ましいです。

来春、実家に置いて来た鉢植えの臭木を畑に移植します。思う存分採取できるように、大きく育てます。

二ホンアカネの花

10月のこと。染色の師の庭に、二ホンアカネの花が沢山咲いていました。初めて見たので感動です。小さな白い花が幾つも咲いていて、こんなにも沢山咲くものなのかと驚きの光景でした。先生のアカネはいつ見ても本当に元気で、行く度に眺めてしまいます。

この夏、紅舎の二ホンアカネは地上部が枯れてしまいました。根が生きていればまた芽を出すはずなので、首を長くして待っていましたが…なんと、コガネムシの幼虫に根を全て食い尽くされていました…。
なかなか芽が出ないことと、アカネの根がどんな風に地下に広がるのか確認しようと思って、鉢をひっくり返して発覚。毎年被害に遭う鉢があるので、弱って来たら掘り返すようにしていたのですが、夏があまりにも暑くて、そのせいに違いないとしか思っておらず…迂闊でした。

多摩丘陵で初めて自分で見つけたアカネだったので思い入れのあるアカネ。とても残念ですが、土の中から僅かに(数センチ)形が残っていた根を見付けたので、期待して土を被せておきました。

くわのみ村のクリスマス

くわのみ村のクリスマス
絹ケ丘一丁目自治会館ホール
(八王子市絹ケ丘1-5-7)
2019.12.8日曜日
13:00〜15:00

ギリギリの告知となりましたが、
素敵なクリスマスマルシェにお誘い頂いて
子供向けの小物を出品することになりました。
これまで子供向けの商品はなかったのですが、
子供マルシェとのことなので
お豆ちゃんに作っていたものを製品化することに。
制作期間が短かったので品数は少ないですが
是非遊びにいらしてください。
演奏会などもあるようなので
とてもステキなクリスマスを満喫できそうです。

着物地でリボンポシェットとヘアゴム。一越ちりめんでつまみ細工のヘアピン。

靴のお礼に

お豆ちゃんは、今年の夏と秋に同じクラスの女の子達から靴のお下がりをもらいました。小柄なので、足も小さいのです。
そのお礼に、とずっと目論んでいたつまみ細工の小さなコームをようやく仕上げました。お豆ちゃんの七五三もあり、仕事も紅舎もやりたいことややらねばならないことが山盛りで、記憶にないほどの忙しさを迎えていた2018年の後半戦でした。

皆の浴衣に合わせて色を選びました。

自分の好きな色ではなく、「浴衣に合わせて」という課題を自分に課していたので、赤と紺という組み合わせも生まれ、どれもとてもステキに仕上がりました。
せめてクリスマスに渡せたら、と思いましたがラッピングの都合で間に合わず、正月休みに入るギリギリになってしまい…クリスマスプレゼントにもならず、お年玉にもならず、なんだか中途半端でしたが、とても喜んでもらえて一つ肩の荷が下りました。

三歳のかんざし

計画は立てていて材料も揃えてはいたものの、なかなか着手できなかった七五三用のかんざし。数日前になってようやく作り始めました。私が参考にしている本(『晴れの日を彩るつまみ細工の花々』hong prezents著)にあった七五三のかんざしを少々アレンジして松竹梅のかんざしに。お豆ちゃんは1月29日生まれで、お豆ちゃんが生まれた日の朝紅梅が花開いていたと棟梁(私の父)が言っていたので、お豆ちゃんの花と言えば「紅梅」です。小さな子供や若い方から見れば、あまり華やかではない印象かもしれませんが、いずれお豆ちゃんが大人になった時、春の訪れを感じさせてくれる梅の花を身近なものと感じてくれたら嬉しいです。

銀ビラのかんざしと、藤下がりのかんざし
お豆ちゃんは、この山吹色の蝶々が好きだそうです。
私のお気に入りは、松竹梅の「竹」。初めて作りました。

家事も仕事も若干放棄して制作したこのかんざし。出来上がってからずっと、うっとり眺めてしまうほどの仕上がりです(自己満足)。七歳のお参りでもこのかんざしを使いたいと思うのですが、お豆ちゃんはピンク色が好きなので、4年後はさてどうなるか分かりません。けれど、今回ここまでのかんざしが仕上がったので、もっと先の成人式だとか、更に先の結婚式だとか、そんな晴れの日にも母のこの手でかんざしを作ってあげたいなと思うようになりました。

レビューブックカバー

看護学校に通う姪より、レビューブックカバーなるものの依頼がありました。レビューブックとは、国家試験対策の参考書のようです。5センチほどの厚みのある辞書のようなサイズのこの参考書を常に持ち歩き、さっと開いて書き込んで、さっと開いて復習できるように、ペンや付箋、はさみやのり等の文房具も入れられるようになっている鞄型の大型ブックカバーです。

現役看護師の友人に聞くと、レビューブックって何?との回答。どうやら国試対策の参考書のようだと伝えると、そういえば昔は国家試験対策本というような名前だった気がする…との回答。そう、もう20年以上前のことなので、名前も進化しているようです。

生地選びやデザイン、パターン制作と進めましたが、かなり細かなパーツを必要とした為デザインとパターンの見直しが相次ぎ、思いの外時間が掛かってしまいました。ようやく本日発送です。レビューブックがきちんと収まるように願うばかりです。

お豆ちゃんが早速このカバーを見つけて、「あのピンクの鞄、お豆ちゃんの?」と聞いて来ました。とっても気に入ったようです。お豆ちゃんにこのサイズの鞄は丁度良さそうです。

【レビューブックカバー】
表:絹(ピンク地の鼓模様)・綿(オフホワイトの帆布)
裏:綿(ピンク地に白の水玉模様)
釦:信州遠山郷の姫胡桃の殻
紐:革紐・ガラスビーズ

カバーの表面。ボタンは、信州遠山郷の姫胡桃の殻。ハート型です。
ボタンを留める革紐にはガラスビーズを通して、長さ調節ができるように。
カバーの裏面。ポケットを付けました。
カバーの内布は水玉模様。
栞はボタンを留める革紐と同じ。ガラスビーズも付けました。

カバー内側の右側はファスナー付きポケット。左側は蓋付きの筆入れと付箋等を入れるポケット。

浴衣地エプロン

久し振りの新作です。
ずーっと作りたかったエプロン。
長年使っていた絣生地のエプロンが修復不可能なまでに劣化してしまったので、似たようなものをと思って自分用に作りました。
とても着心地良く、身に着けていると幸せだったので紅舎の商品にすることにしました。

生地はアンティークの浴衣地です。
骨董市で反物で販売されていたものを購入したため、縫い目や折り目,シミなどもなく良好な状態のもの。
ボタンは、長野の遠山郷に暮らす従妹が送ってくれた姫胡桃(ひめぐるみ)の殻。ハート形が可愛くてお豆ちゃんも気に入っていますが、このボタンは数が限られているため在庫限りとなります。終了後は鬼胡桃の殻に変更する予定。
紐は市販の織テープを利用し、お腹の部分にはポケットも付けました。

気に入っていたエプロンと似たような仕様にしたので、全体的に申し分ありません。申し分ないどころか、浴衣の生地が柔らかくてとても着心地が良いのでお気に入り度は更に上がっています。

浴衣の生地は画像のものともう一種類しかないので、骨董市でまた幾つか仕入れたいと思います。

浴衣地のエプロン