近くて遠い臭木

近所の公園に、臭木の大木が2本ありました。少し前に何本もの巨木を見つけて大興奮していた母の様子をお豆ちゃんが覚えていたようで、公園でお豆ちゃんが見つけてくれました。しかもこの公園の臭木は、大木なのに子供でも手の届く高さ(斜面に生えているので斜めにせり出しています)。臭木はとても大きな木で、たわわに実るような立派なものになるともはや手が届きません。故に、この公園の臭木はものすごく魅力的。けれど、ここは市が管理する公園…公園の植物は採取することができません。北側なので他の臭木よりも少し遅く、今まさに真っ赤な額に濃紺の実がたわわに実っています…採りたい…手を伸ばせばすぐ採れるのに、採ること叶わず…。植物の採取は、いつも悩ましいです。

来春、実家に置いて来た鉢植えの臭木を畑に移植します。思う存分採取できるように、大きく育てます。

桂の香りに包まれて

今年はどんぐりが豊作なのでしょうか。
畑に向かう途中にある公園の入り口は、落ちたどんぐりで一面覆い尽くされるほど。どんぐりを踏みつぶさずに歩くことは困難です。

そのどんぐりロードの先は、桂の葉の甘い香り漂う道。雨上がりには、甘い香りが一層豊かです。

 

二ホンアカネの花

10月のこと。染色の師の庭に、二ホンアカネの花が沢山咲いていました。初めて見たので感動です。小さな白い花が幾つも咲いていて、こんなにも沢山咲くものなのかと驚きの光景でした。先生のアカネはいつ見ても本当に元気で、行く度に眺めてしまいます。

この夏、紅舎の二ホンアカネは地上部が枯れてしまいました。根が生きていればまた芽を出すはずなので、首を長くして待っていましたが…なんと、コガネムシの幼虫に根を全て食い尽くされていました…。
なかなか芽が出ないことと、アカネの根がどんな風に地下に広がるのか確認しようと思って、鉢をひっくり返して発覚。毎年被害に遭う鉢があるので、弱って来たら掘り返すようにしていたのですが、夏があまりにも暑くて、そのせいに違いないとしか思っておらず…迂闊でした。

多摩丘陵で初めて自分で見つけたアカネだったので思い入れのあるアカネ。とても残念ですが、土の中から僅かに(数センチ)形が残っていた根を見付けたので、期待して土を被せておきました。

紫草の鉢上げ

三つだけ発芽した紅舎の貴重な紫草ですが、長梅雨で一株が根腐れを起こしたようで、結局残ったのは二株です。その二株をようやく鉢上げしました。

紫草の根(紫根)を染料として使うため、その根を長く長く長ーく育てたい。しかも、紫草は過湿を嫌い水はけの良い環境を好むので、プラ段に空気穴を開けて利用したり、麻袋を使うなどのアイデアも染め仲間から伺いました。何か自宅にあるものを有効利用できないかと考えた末、番頭さんが試斬に使う畳を使うことにしました。畳は土に還るので畑でも活躍してくれています。

細く巻いて筒状にし、紫草用に配合した土を入れました。自立してくれるのでかなり作業性が良かったです。また、畳の端から解けるイグサを数本拠って、筒にした畳を結ぶのに使いました。天然の素材で仕上がったのが嬉しいです。うまく育ってくれたら、来年からもこの方法でやってみます。
植え付け時に土の中に見えた細い根は、綺麗な赤みを帯びた紫色でした。感動です。

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くわのみ村のクリスマス

くわのみ村のクリスマス
絹ケ丘一丁目自治会館ホール
(八王子市絹ケ丘1-5-7)
2019.12.8日曜日
13:00〜15:00

ギリギリの告知となりましたが、
素敵なクリスマスマルシェにお誘い頂いて
子供向けの小物を出品することになりました。
これまで子供向けの商品はなかったのですが、
子供マルシェとのことなので
お豆ちゃんに作っていたものを製品化することに。
制作期間が短かったので品数は少ないですが
是非遊びにいらしてください。
演奏会などもあるようなので
とてもステキなクリスマスを満喫できそうです。

着物地でリボンポシェットとヘアゴム。一越ちりめんでつまみ細工のヘアピン。

4歳おめでとう☆

お豆ちゃん、4歳になりました。
年明けにお豆ちゃんと母さんはインフルエンザを発症して寝込んでおり、母さんはその後の回復が遅れて仕事に家事に振り回され、誕生会の準備が間に合っていませんでした。二日前から仕事と家事の合間に準備を始めたので、当日の朝まで慌ただしくしておりました。あ、でも、慌ただしいのは毎年のことかな…

王冠とガーランドは3歳から4歳へ。お豆ちゃんが将来なりたいものは色々ありますが、その中の一つはエルサなのでこの王冠がとても好きです。

3歳から4歳へ。ちくちく縫いながら、成長したなぁと感慨に耽る。

今年もスズキヤのラムチョップを番頭さんが調理してくれました。昨年人気だったベイクドポテトを添えてくれましたが、前日に鹿嶋から届いたミニ人参をグラッセにしたものも添えてくれて、見た目にも華やかになりました。我が家ではバターを使っていないのでバターなしのグラッセでしたが、とても美味しかったです。でも…お豆ちゃんは食べませんでした。

今年のラムチョップには、ベイクドポテトだけでなくミニニンジンのグラッセも。

お豆ちゃんが大好きな小魚ピーナッツは、今年も作りました。黒コショウを振っているのですが、構わず食べます。我が家には珍しく砂糖を使っているので、砂糖の甘さが幸せだったのでしょう。

お豆ちゃんの大好きな小魚ピーナッツ。

他のメニューは、柚子大根ならぬ柚子小カブ、アボカドと昆布の佃煮の和え物、サツマイモポタージュに根菜ポトフでした。

お祝いのケーキは、これまでは甘酒を使ったノンシュガースウィーツでしたが、今年は少しだけ砂糖を使ったイチゴケーキを作りました。
スポンジはゆるナチュ育児の会で教えてもらった米粉のシフォンケーキ。クリームは、添加物を使用していないタカナシの純生クリーム。イチゴは、棟梁(じいじ)と料理長(ばあば)のお土産のゆめのか。お豆ちゃんと料理長がイチゴを飾ってくれました。スポンジとクリームに使った砂糖は、トータルで38g!それでも普段砂糖のお菓子を食べていないせいか、十分な甘さで幸せでした。

手作り感満載のイチゴケーキ

ケーキの飾り付けは、それだけで楽しいイベントになるので、来年もまた作りたいです。

お豆ちゃん、おめでとう。
4歳も楽しもうね。

 

2019(平成31)年初詣

年が明けて2019年となりました。
今年は平成から新しい元号へと変わる年。天皇陛下が退位されて、次の世代へとバトンタッチする歴史的瞬間に立ち会えるわけですが、それは国民としてしっかり見届けて、あとはいつも通り淡々と努力を怠らず精進する日々を過ごすのみです。

元日の朝のお節。

実家の料理長のお節。今年も変わらぬ美味しさでした。

さて、今年も昨年と同じ常盤日枝神社へ初詣に行って参りました。
年末から天候に恵まれて、元日も穏やかに晴れた一日となりました。
緑道に上がると早速富士山とご対面。この緑道からは南も北も大変すばらしい景色を眺めることが出来ます。

緑道(戦車道路)から富士山が見えました。

お豆ちゃんは自転車に乗って行ったはずですが、殆ど乗らずに自分の足で走っていました。自転車は、棟梁(じいじ)が運んでくれました。

落ち葉を踏みしめるのはやっぱり楽しい。

常盤日枝神社の隣には、常盤不動尊もあります。神社もお寺もどちらにも手を合わせました。
今年は昨年より若干参拝者が多かったように思います。駐車場がないので、皆さん歩いていらっしゃいます。これが地元の神社の良さ。もっと早くここの存在を知りたかったなと改めて思います。

常盤日枝神社
常盤不動尊
今年も鈴を振り鳴らしてお参りしました。

獅子舞が今年は金色と朱色の2種類いたのに、なんとお豆ちゃんはヘルメットを被っていた上に逃げ回っていたので、頭を噛んでもらうことが出来ず…代わりに母さんが頭を噛んでもらい、邪気を払ってもらいました。「神がつく」とも考えられているそうです。どちらにしても嬉しいです。

昨年の会社の行動目標は「即行動(すぐやる!)」でしたが、今年もこれを継続しているので、業務上だけでなく日々の暮らしの中でもこれを実践していこうと思います。

 

靴のお礼に

お豆ちゃんは、今年の夏と秋に同じクラスの女の子達から靴のお下がりをもらいました。小柄なので、足も小さいのです。
そのお礼に、とずっと目論んでいたつまみ細工の小さなコームをようやく仕上げました。お豆ちゃんの七五三もあり、仕事も紅舎もやりたいことややらねばならないことが山盛りで、記憶にないほどの忙しさを迎えていた2018年の後半戦でした。

皆の浴衣に合わせて色を選びました。

自分の好きな色ではなく、「浴衣に合わせて」という課題を自分に課していたので、赤と紺という組み合わせも生まれ、どれもとてもステキに仕上がりました。
せめてクリスマスに渡せたら、と思いましたがラッピングの都合で間に合わず、正月休みに入るギリギリになってしまい…クリスマスプレゼントにもならず、お年玉にもならず、なんだか中途半端でしたが、とても喜んでもらえて一つ肩の荷が下りました。

新入りのサンタクロース

今年はツリーを買って、お豆ちゃんと飾りつけを楽しもうと思っていたけれど、色々いろいろ考えた末に先延ばし。結局、いつもの飾りつけをしました。

今年の新入りは、園芸店のザ・ガーデンで目が合ったサンタさん。プレゼントを積んだソリ(車輪がついていますが…)とセットにしてみました。お顔の表情がとても良くて、見ているとなんだか楽しくなってきます。

ザ・ガーデンからお招きしたサンタさん

ザ・ガーデンには様々なオブジェがあり、これらのオブジェを可愛らしく鉢植えに飾っているのも楽しくて、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。

早く来年のクリスマスが来ないかな。これ、毎年言ってる(笑)
クリスマスシーズン、大好きです。

七五三参詣

かんざしが仕上がった翌日、高幡不動尊へお参りに行って参りました。朝一番の着付けとは言えオープンが10時のお店なので、早起きで活動時間が午前の早い時間に限られるお豆ちゃんにとっては、若干遅めのスタートとなりました。着付けが終わってからの祈祷となると11時半だったので、いつもなら昼ご飯の時間。半ばどうにでもなれという気持ちで向かいました。車で向かう途中30分ほど眠ったので少し安心しましたが、やはり30分の祈祷は3歳児には長過ぎて、子供のぐずぐずを制すこちらにとっては大変過酷な時間となりました。加えて雨上がりの境内を慣れない草履で歩くため、脱げて白い足袋が汚れて悲しくて泣く、着物は嬉しいけど動きにくくていつも通りにできなくて泣く、何度も足元がふらついて少しずつ剥がれ始めていた草履の底が遂に外れて泣く…あぁ、こちらの方が泣きたいですという大人四人。3歳のお参りは予想通りの結果となりました。

休憩所にようやく辿り着き、大好物の干し芋やおせんべいにミカンを頬張って、少し元気になりました。食べている時が撮影のチャンス!と思い、かんざしを撮影しましたが、どれもこれもピントがずれていました。残念。

とても華やかなかんざしで、お豆ちゃんに似合っていました。
千歳飴の袋にはチョコレート。

お参りのお札と一緒に頂いた千歳飴の袋に入っていたのはチョコレート。なんだかとっても立派なありがたいチョコレートです。砂糖は摂取したく(させたく)ないけれど、千歳飴に込められた意味を読むと七五三には欠かせないアイテムと感じます。私も千歳飴の袋を持って、お豆ちゃんと同じ高幡不動尊で撮影した写真が残っています。

三歳のお参りのお札。「開運満足」と朱書きで。